歯科医療のトレンドは治療から予防の時代へ

バクテリアセラピー

予防医学が発達とともに、治療から予防の時代に変わり始めています。歯の先進国スウェーデンでは、身体の内側から健康を作る「バクテリアセラピー」を取り入れた歯科医療に取り組んでいます。バクテリアセラピーは、善玉菌を摂取して口腔内にいる悪玉菌をコントロールするバイオテクノロジーを応用した予防法です。スウェーデンで生まれ、現在は52か国以上の歯科医院や小児科、産婦人科等の医療現場で採用されています。当院でもバクテリアセラピーを導入し、身体の内側から健康を作る歯科医療に取り組んでいます。

バクテリアセラピーで「むし歯・歯周病」の原因菌を抑える

バクテリアセラピー人間の身体の中には500兆個もの常在菌が住み着いています。常在菌には身体にいい働きをする「善玉菌」、悪い働きをする「悪玉菌」、普段は大人しくても免疫力が低下すると悪者に変化する「日和見菌」があります。健康な時は常在菌のバランスが保たれていますが、ストレスを受けたり食生活が乱れたり免疫力が低下すると、善玉菌が減少して健康を害します。善玉菌を増やして細菌のバランスを整えることで健康が保たれます。

善玉菌は、乳酸菌等に多く含まれていることが知られていますが、最近のバイオテクノロジーの研究により、体内には優れた力を持つ善玉菌「プロバイオティクス」の存在が明らかになってきました。スウェーデンでは200種類以上もある乳酸菌の中から、むし歯・歯周病の原因となる悪玉菌の働きを弱める乳酸菌「ロイテリ菌」を発見し、バクテリアセラピーを開発しました。

バクテリアセラピーの効果
●善玉菌を増やして体内の細菌バランスを整える
善玉菌を増やす効果があり、一定期間続けることで、常在菌のバランスが保たれるようになり、むし歯・歯周病の予防につながります。

●口腔内の細菌バランスを整えて、むし歯・歯周病を予防する
ロイテリ菌は、善玉菌を増やして、むし歯・歯周病の原因となる、悪玉菌の働きを抑え。プラークを減少させる効果があるので、むし歯・歯周病を予防します。

●全身疾患をコントロールする
歯周病から全身疾患を引き起こすことが明らかになってきました。ロイテル菌を摂取することで、口腔内細菌のバランスが保たれて、全身疾患の予防につながります。

バクテリアセラピーの方法

バクテリアセラピーバクテリアセラピーは、人間の身体に常在している善玉菌を増やす方法です。副作用の心配がなく、妊産婦や新生児、高齢者まで年齢を問わずどなたでも安心して使えます。ロイテリ菌を含んだタブレットを就寝前にお口に含み、舐めながら溶かします。1日1錠、3か月続けると口腔内の細菌叢(さいきんそう)が変わり、むし歯・歯周病リスクが低下します。

<バクテリアセラピーに適している方>
・むし歯・歯周病ができやすい方
・歯周炎・歯周病のある方
・インプラント治療を受けた方
・小児や妊産婦、ご年配の方
・定期検診を受けている方

カウンセリングをおこなっております

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